以前、私が勤めていた職場にはシングルマザーとして働きながら子育てをしている女性が何人も在籍していて、その中に配偶者と死別したAさんという方がいました。

ある日のこと。休憩時間に別のシングルマザーBさん(普通に離婚)と雑談していて話題がAさんのことに及んだのですが、何を思ったのかBさんが唐突に「あーあ。うちの(前夫)も死んでくれたらよかったのに!」とぼやいたのです。いきなり何を言い出すのかとギョッとしましたが、とりあえず、その理由を尋ねてみました。

離婚しても我が子の養育費を支払わない日本の男たち

すると、Bさんからは次のような答えが返ってきました。

「離婚した前夫から2人の子供の養育費を受け取っていない私は、非正規雇用の収入で厳しい生活を送っている。それに比べ、夫と死別したAさんは生命保険で持ち家の住宅ローンの支払いを済ませ、まとまった額の現金も受け取り、子供たちと余裕のある生活ができている。この差をどう思うか」

その話を聞いて、日本では離婚した男性の養育費不払い率が8割にも上るというニュースを思い出した私は、「なるほど。それは死んでくれた方が良いですねー」と思わず納得してしまいました(もちろん、不意に夫と死別することになったAさんの悲しみとご苦労は察するに余り有ります)。

母子家庭、養育費支払い2割どまり 「食費切り詰め」:日本経済新聞

高離婚率の時代に専業主婦は高リスク

今や、日本でも3組に1組の夫婦が離婚する時代です。 長引く不況・蔓延する長時間労働などの影響か専業主婦に憧れる女性が増えているわけですが、上のような実例を見聞きすると、専業主婦という選択はリスクが高いと感じます。いくら身分や収入が安定した男性と結婚しても、結婚生活まで安定するとは限らないわけですから。

専業主婦に憧れるのは、社員の3人に1人が解雇される会社に就職して「終身雇用だ。これで人生安泰だ」と言っているようなものではないでしょうか。結婚が『永久就職』だったのは、もはや過去の話です。

しかも、子供をもうけた後に離婚となった場合、別れた元夫は8割の確率でわが子の養育費を払いません。その上、社会はシングルマザーにパートのような不安定で低賃金の仕事しか与えず、国の支援制度も万全とは言い難いわけです。踏んだり蹴ったりとは、まさにこのこと。こんな現状で非婚化や少子化が進まなかったら驚きですね。

それはともかく、養育費をきちんと支払わない親に対しては、国が強制的に取り立てをする仕組みを早急に整えるべきだと思ったのでした。

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