100円硬貨

100円ショップのダイソーは、『100円だから許される』というすごい理由で質の低い商品も堂々と販売しています(マクドナルドが『100円マックだから品質は……』などと放言したら社会問題になりますよね)。

その一方で、実用上問題がなく、他の店で買うよりずいぶん割安な商品もあります。いわば玉石混淆です。そんなダイソーは釣具も扱っていますが、まともな商品なのでしょうか? 実際に使ってみたものをレポートします。

道糸(200m)


割安感:メーカー品の半額
コスパ:論外

1号と2号を使用。釣具メーカーの商品と比べると、号数表示に比べて細く、強度もありません。1号はハゼとブルーギル相手に高切れしました。2号はリールをうまく使えば大鯉を釣り上げることもできましたが、やり取りでミスをすると簡単に切れてしまいます。

リールの下巻き用には良いかと思います。また、手芸用としての需要もあるそうです。

ダイソーの道糸1号200m巻き

ダイソーの道糸2号200m巻き

参考商品:デュエル(DUEL) CN500 500m 2号 CL H3452-CL CL:クリアー 2号

蛍光玉(玉ウキ)


割安感:メーカー品の4割引き
コスパ:可

8号と10号を使用。普通、玉ウキには黒い浮きゴムが付いてきますが、この商品では透明のビニールパイプとなっています。ゴムとちがって伸縮性がないため、大きな魚をかけた場合などに浮きが脱落するトラブルが頻発します。

また、ウキの軸部分が釣具メーカーの品に比べて太めで、根本から折れやすくなっています。

8号なら5個で100円という安さは魅力ですが、そもそも玉ウキは安価な商品(最寄りのイシグロでは、3個パック2つで150円でした)ですから、釣具店で豊富なサイズの中から適切な浮力のものを選んだ方がよいでしょう。

ダイソーの蛍光玉(玉ウキ)8号

ダイソーの蛍光玉(玉ウキ)10号

参考商品:ナカジマ NO.250 蛍光玉ウキ 8号

タル型サルカン 24個入


割安感:メーカー品の半額
コスパ:可

4・6・8・10・12・14号が各4個ずつ菊型ケースに入ったものを使用。大きめの号数のものは80センチの鯉の引きにもじゅうぶん耐えました。これはお買い得……と言いたいところですが、各サイズ4個ずつですと、よく使うサイズがすぐ無くなってしまいます。

釣具メーカーの品でも量が多い徳用を買えば1個10円ほどで手に入りますから、これはあまりおすすめできません。


ダイソー タル型サルカン 24個入

参考商品:第一精工 サルカンセットミニ

ガン玉セット

割安感:メーカー品の4割引き
コスパ:良

5号(0.17グラム)・4号(0.2グラム)・2号(0.35グラム)・1号 (0.45グラム)・B(0.55グラム)・2B(0.85グラム)・3B(1グラム)の7種類のガン玉を菊型ケースに収めたもの。品質はごく普通。

オモリを本当にきっちり調整しようと思ったら、このセットだけでは足りません。より小さなガン玉を揃えるか、板オモリを使うことになります。しかし、そこまでやらない場合は、手軽で悪くないと思います。

ダイソー ガン玉セット

参考商品:第一精工 ガン玉セット

ワーム針


割安感:メーカー品の6割引き
コスパ:良

1/0 と2/0 を使用。いわゆるオフセットフック。拾ったゲーリーヤマモトのイモグラブで大きなコイを釣った他、パンを浮かべてのコイ釣り(パンプカ)、大きなドバミミズを使ってのナマズ釣りなど、餌釣りにも活躍しています。針先はなかなか鋭く数も多く入っているため、おすすめできます。

ダイソーのワーム針(オフセットフック)1/0

ダイソーのワーム針(オフセットフック)2/0

参考商品:ハヤブサ フィナ TNSオフセット

各種ハリスつき鈎


割安感:メーカー品の4割引き
コスパ:良

アジ・鯉・セイゴ・チヌを使用。伊勢尼も買ったような記憶が……。その他にも、マス・鮒・メバル・袖針などのラインナップがあります。

初めて使った時は『ハリスや結び目が弱いのでは』と心配しましたが、そんなこともなく普通に使えています。ささめ針・オーナー針・がまかつなどの釣具メーカーの品より50円ほど安く数も多いので、おすすめできます。スレ鈎もあるとよいのですが。

ダイソーの鯉鈎

ダイソーのチヌ鈎

ダイソーのアジ鈎

参考商品:オーナー OH鯉鈎

竹釣りざお


割安感:比較対象なし
コスパ:論外

釣り場で拾って使用。ブルーギルは問題なく釣れました。私が住む地域では、釣りに興味を持った子どもたちが小遣い銭でこれを買い、短すぎて釣りにならないので釣り場に放り捨てることが頻発しています。

ルアー各種


割安感:メーカー品の8割引き以下
コスパ:評価保留

フロートタイプBというものを使用した記憶が……(写真は別の商品)

ルアー釣りに挑戦しようと買ってみましたが、何も釣れないうちに木の枝に引っかけて失くしました。100円でも、ちゃんとそれらしく泳いでいました。

ダイソーのルアー

投げ釣り仕掛け


割安感:メーカー品の9割引き
コスパ:不可

7号を使用。4セット入って100円という驚きの価格。ただし、糸が妙に硬くゴワゴワで、強いクセがついていて使いづらかったです。針だけ切り取って使うのもアリかもしれません。

ダイソーの投釣り仕掛け


浮き止め ゴムストッパー


割安感:メーカー品より割高
コスパ:不可

Sサイズを使用。SS(道糸1号~2号)・S(2号~3号)・M(3号~4号)の3サイズあり。

中通しウキのウキ下の長さを決めるために使う道具。道糸3号に対してSサイズを使用しましたが、ちょうど良い感じでした。品質は悪くないのですが、そもそも安価な商品で釣具メーカーの品が50個入り400円などで売られているため、1個あたりの単価は割高になってしまいます。

浮き止めを使ったことがない方が、試しに買ってみるには良い商品と言えるでしょう。

ダイソー 浮き止め ゴムストッパー


※以下、釣具コーナー外の商品

ピンセット


割安感:メーカー品の7割引き
コスパ:優良

テナガエビ釣りの針外し用に購入。口に刺さった針をやさしく外してやらないとすぐ死んでしまうため、ピンセットは必需品です。先端がまっすぐなもの、曲がっているもの、どちらのタイプでも良いと思います。

良いピンセットは1000円~2000円しますが、釣りにはそこまでの品質は必要ありません。安物でも普通は300円以上しますから、かなりお買い得。おすすめです。

ダイソーのピンセット

参考商品:goot 精密ピンセット TS-15

ミニ先細ペンチ


割安感:メーカー品の5割引き
コスパ:可

針外し用・スッポンの口をつかむために使用。私はすぐに小物を失くすので、同じものを3回ほど買い直しています。使用感はごく普通。

バネの部分がコイルではなく薄い板バネになっているのが、この製品の弱点です。使っているうちにバネが歪み噛み合わせがズレて弾力を失い、最後は脱落(バネとペンチ本体は接着・溶接などされておらず、レバー部分と青いビニール製のカバーの隙間に挿し込んであるだけ)してしまいます。

そうなっても快適さが下がるだけでペンチとしての機能は失われません。値段を考えれば悪くないかな、と思います。


酸素ブクブク君


割安感:メーカー品の4割引き
コスパ:優良

いわゆる酸素が出る石。ハゼ、テナガエビを活かしておくため使用。ペットショップなどで売っている、ジェックスやニチドウといったメーカーの商品の半額ほどの値段です。説明書きよると甲殻類には使えないのですが、テナガエビは平気でした(そもそも彼らはエアレーションなしでも長時間生きています)

クーラーボックス(150円)


割安感:メーカー品の7割引き
コスパ:優良

ハゼ、テナガエビ釣りに使用。保冷力問題なし。釣り以外でも飲み物を入れたりして活躍します。プラスチック製のインナーケースがついているものは300円。おすすめ。


スリムまな板 角型


割安感:メーカー品の7割引き
コスパ:良

ハゼの調理に使用。家庭用としては小さすぎ・薄すぎですが、釣り場に持ち出すには好都合。使用感問題なし。

ダイソー スリムまな板 角型


セラミックフルーツナイフ


割安感:メーカー品の9割引き
コスパ:良

ハゼの調理に使用。私が購入した時は、さや付きでした。切れ味問題なし。おすすめ。

ダイソーのセラミックフルーツナイフ


野菜干しネット


割安感:メーカー品の6割引き
コスパ:良

ハゼの干物を作るのに使用。一般的な野菜干しネットは3段になっていますが、これは1段しかありません。容量が足りない場合は、複数を連結して使うこともできます。おすすめ。

ダイソーの野菜干しネット

参考商品:パール金属 ひもの 干し網 3段 300×200mm H-45

簡易レジャーイス(150円)


割安感:メーカー品の6割引き
コスパ:優良

釣り場で腰をおろしてアタリを待つために使用。小型の折りたたみイス。アウトドアチェア。耐荷重50キロですが、座っても全体重がかかるわけではないので、75キロくらいまでなら使えそう。作りの安っぽさはあまり感じられず、コスパはかなり高いと思われます。大柄な人には不向きかも。詳しくは下記の投稿を参照。


ダイソー 簡易レジャーイス(折りたたみイス・レジャーチェア)

ダイソー釣具の両横綱

私は購入したことはありませんが、最寄りのダイソーの釣具コーナーで圧倒的人気を誇るのがケミカルライト(ケミホタル)とエギです。すぐに売り切れてしまい、補充されると「ケミカルライト(エギ)入荷しました!」というポップが誇らしげに立てられます。

ケミカルライト

割安感:メーカー品の8割引き


ダイソーのケミカルライト(ケミホタル)


エギ

割安感:メーカー品の8割引き


ダイソーのエギ


なぜこの2品が人気かというと、使用ペースが早い消耗品で、しかも釣具店で買うよりずっと安いからです。

ハリやウキなども消耗品ですが、釣具店のものと価格差がそれほど大きくなく、サイズなどの品揃えも劣るため、人気は落ちるようです。

結論:釣り具は専門店で買うべし

結論を言うと、特別にお買い得な品をのぞいて、釣具はダイソーより専門店(Amazon.co.jp 釣りストア)で買ったほうが良いようです。当たり前ですね。釣り人にとってのダイソーの真価は、むしろ釣具コーナー外の、クーラーボックス等にあるのかもしれません。

個人的に、ダイソーの釣り具でもっともおすすめできるのは、ワーム鈎(オフセットフック)です。

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