ブラックバス

これまで3度、ため池で釣ったブラックバスを料理して食べた経験をまとめました。バスはおいしい。

バスを食べてみようと思ったきっかけ


以前からブラックバスの食味には大いに興味があったが、実行してみる気になったのは、YouTube のチャンネル「健啖隊」で、具体的な下処理・調理の方法を見たのがきっかけです。


どこで釣ったバスを食べたのか


山の沢水をためた谷池が数多くある地域に住んでおり、放流されたバスがいます。生活排水などは1滴も流れ込まない池なので、そこで釣った魚を食べても安全だろうし、臭いもないだろうと思われました。

バスの味


きわめて美味です。淡白だが旨味はしっかりとあり、身は硬すぎず柔らかすぎず、小骨もなく、食用魚として極めてすぐれています。

バスは臭いか


体表を保護する粘液に、独特の青臭さがあります。また、腹腔内から糞臭がします。しかし、身にはほとんど臭みがありません。

調理上の注意


  • 第1背びれと尻びれの鋭いとげで怪我をしないこと。
  • 体表の粘液と内臓の臭みを身に移さないように処理すること。
  • バスの身が臭いのではないかと不安に感じたら、その都度、自分の鼻で嗅いで確かめること。

 体験記


第1回 小バスのムニエル カレー風味




地元の某池(友人の家の所有地だと後で知った)で、25cmから30cmのバスを5尾、のべ竿とミミズ餌で釣り上げました。最初の1尾は、そのまま保冷剤入りのクーラーボックスに放り込んでおきましたが、いつまでも絶命せず暴れるので、2尾めからは頭を倒木に叩きつけて殺しました。

ため池


自宅に戻りバスを取り出してみると、死んだものは死後硬直を起こしていて、締めたものは、まだ柔らかでした。

バスのぬめりは臭い


バスはまず水洗いし、塩をかけて体表の粘液をこすり落としましたが、用意に落とせるものではありませんでした

また、この時、尻びれの棘で指を刺して出血。第1背びれと尻びれは、必ず作業のはじめに調理はさみ等で切り落とすべきでしょう。

鱗は中程度の大きさで、硬く密です。バスを舗装面上に置いてはいけないという人がいますが、そう簡単に傷つくものではないと思いました。

飛び散らないよう、ペットボトルのふたを使って鱗をこそげ落としました。ふたの裏にたまった鱗の臭いをかいでみたところ、ぬめりの青臭さと生臭さが凝縮されていて、嘔吐寸前となりました(良い子は真似しないでね)。

バスの内蔵も臭い


包丁を入れ、腹腔が切り開かれると、途端にあたりに糞臭がたちこめました。さらに、浮袋を切り開くと、その中のガスにも臭みが。体表の青臭さをたっぷり嗅いだ後に、これらが続けば、「バスは臭くて食べられない」と思い込んでしまっても、しかたないでしょう。

しかし、内臓と、健啖隊の言う「バスの臭いところ」(浮袋のつけ根の脂肪)を取り除いて水洗いすると、あたりまえの魚臭さしか残りませんでした。

ブラックバスの切り身

血合い骨の取り除き方


健啖隊は、片身を背の身・血合い骨・腹身の3つに切り分けますが、小ぶりなバスでこの方法をとると、サクが細長くなりすぎます。骨抜きを使うか、頭側の太い骨が入っている部分だけ切り落せばよいでしょう(下図参照)。

バスの血合い骨の切り落とし方

バスはおいしい


バスの切り身に塩コショウとカレー粉をふりかけ、小麦粉をまぶして、フライパンにサラダ油をしいて焼き、最後に少しだけバターを入れました(焦がすのを恐れた)。

恐るおそる口に入れたバスは、とてもおいしいものでした。釣りと料理で疲れて腹が減っていたこともあり、あっという間に食べてしまいました。

ブラックバスのムニエル

淡白ですが旨味のある味は胡椒・カレー粉・バターといった洋風の調味料と非常に相性が良く、これは西洋人が好みそうだと思いました。

第2回 小バスの姿揚げ




前回とは別の池で釣った小バス2尾を素揚げにしました。塩でぬめりを落とすのは面倒だとわかりましたので、熱湯を注ぎかけてみました。ひれがぼろぼろになって見た目が悪いですが、効果は抜群。

腹を開いて内臓(やはり糞臭があった)と鰓を取り去り、火が通りやすいよう身に切り込みを入れ、から揚げ粉をまぶして姿揚げにしました。やはり美味。

第3回 ランカーバスの揚げないから揚げ


2回めと同じ池で40cmのバスを釣り、その場でさばいて身だけを持ち帰り、下味をつけ日清の「から揚げ粉 揚げない調理タイプ」をまぶして、フライパンで焼きました。バスを締める時は、頭を地面に打ちつければ、すぐ死んでしまいます。

解体中の40cmのブラックバス


さばく時に池の水でバスの身を洗ったので(サワガニがいる、きれいな池)、自宅でもさらに水道水でジャブジャブと洗いましたが、身が水っぽくなってしまうようなことはありませんでした。

バスは切り身にしたら、いちど水洗いするのが良いのかもしれません。YouTube で本場アメリカのバス調理動画を見ると、水をためたバケツに、バスの切り身を放り込んでいくようなやり方をよく見ます。

大きなバスは臭いという話も聞いことがありますが、この魚は大丈夫でした。から揚げ粉に味がついていることを忘れて下味もつけてしまい、味が濃くなりすぎてしまいましたが、酒のつまみには好適でした。

ブラックバスの唐揚げ

結論


ブラックバスはおいしい。バスを食べよう。