ナマズ釣りの餌に最適な鶏胸肉

ナマズの餌釣りといえば、かつては生きたカエルを使った「ポカン釣り」が有名でした。カエルの脚を釣り糸にしばりつけて水面を泳がせる、今で言うトップウォーターの釣りです。

ところが、現在では、カエルも保護が叫ばれる貴重な生き物に。では、ナマズ釣りには、どんな餌を使えばよいのでしょうか?答えは、スーパーで売っている鶏胸肉です。以下、その理由を説明します。

鶏胸肉がナマズ釣りの餌に最適な理由

  1. よく釣れる
  2. 針もちが良い
  3. 価格が安い
  4. 保存が簡単
  5. コイが(あまり)釣れない

よく釣れる

ナマズは鶏胸肉が大好きです。鶏胸肉に含まれる豊富なアミノ酸が、肉食のナマズを刺激してやまないのでしょう。少なくとも、ミミズなどに劣るものではありません。

着水と同時に飛びついてきますし、水中に沈めておくだけでもよく、ワームのように動かしてみても釣れます。

針もちが良い

鶏胸肉は、筋繊維による適度な硬さがあるため、あつかいやすい餌です。針に刺しやすく、また、簡単には針から外れません。長時間、水中にあっても形を保ちます。1片の鶏胸肉で複数のナマズを釣ることも可能。

細切れにされていない鶏胸肉を買って自分で切り分ければ、大きさ・形などの工夫ができます。サイコロ状にすることもできますし、紐状にすることもできます。

注意:鶏のささみは、一見すると鶏胸肉に似ていますが、ずっと柔らかいので釣り餌には不向きです。

価格が安い


100円玉


鶏胸肉は、安い時なら100グラム38円くらいから買え、冷凍保存ができます。釣具店で売っている餌よりはるかに安く、自分でミミズを掘ってくるより、ずっと手軽です。

無駄に餌を失わない上手な方なら、1釣行あたりの餌代10円。といったことも可能でしょう。

保存が簡単

鶏胸肉は、冷蔵庫に入れておいても、家族から苦情が出るようなことはありません。1釣行分(キャラメル大で6切れ前後)ごとにラップに包み、まとめてタッパーに入れておくと便利です。

その際、あまりラップを大きく使い、鶏胸肉をぐるぐる巻にしてしまうと、釣り場で不便な思いをします。

2,3回分を冷蔵庫に、残りは冷凍しておきましょう。凍らせたまま釣り場に持っていけば、使うころには自然解凍されています(温暖な地域での話)。


コイが(あまり)釣れない

コイは素晴らしい釣り対象魚であり、食用魚としても、かつてはタイと並ぶ価値がありました。

外道と呼ぶのはあまりに失礼ですが、そのパワーとスタミナは、ナマズとはけた違い。ついでに釣るには、なかなか大変なものがあります。

雑食のコイは鶏胸肉も食ってきますが、ミミズなど、他の動物性の餌と比べると、あまり好みではないようです。鶏胸肉を使えば、コイとの望まない激闘を避けることができます。

鶏胸肉の使い方

スーパーで買ってきた鶏胸肉を、皮をはがして切り分けます。大きさと形は工夫次第ですが、キャラメルより少し大きいくらいでよいでしょう。

それを6切れ前後ごとに小分けして、小さめに切ったラップでくるみ、数回分を冷蔵庫に、残りはタッパーに入れて冷凍庫で保管します。

釣行時は、ラップにくるんだままポケットに入れておけばよし。鶏胸肉は、常温下で目に見えて劣化していき、しだいに緑色がかって妙な粘りがでてきますが、そうなってもナマズは釣れます。

針先を出す

針に刺す時は、針ごと丸飲みにされるのをできるだけ防ぐため、必ず針先を出します。大きめの針を使い、アタリがあったら、バラし覚悟で素早くアワセを入れます。無駄に針を飲ませてしまうと、心ある釣り人なら、せっかく魚が釣れた楽しさが台無しになってしまうからです。

気をつけることといったら、それくらいでしょうか。ナマズの餌釣りは簡単です。どんな下手くそな初心者でも釣れます。ウキ釣り・ミャク釣り・投げ込み釣り、何でもOK。道具も、物置に放り込まれていたガラクタ釣具でかまいません。それは、このブログのラベル:ナマズ釣りの投稿をご覧いただければわかるでしょう。

鶏胸肉の欠点

ナマズは鶏胸肉が大好きですが、それはカメも同じ。大きなアカミミガメが入れ食いになって、ハリスを切られ針を曲げられ、泣きを見る可能性もあります。この欠点は、裏を返せば、スッポン釣りの餌として向いていることにもなります。

鶏肉で釣りをすることは倫理的に許されるか?


疑問

鶏肉は、かつては祭日や来客時にしか口にできない、特別なごちそうでした。また、人間が食べることを前提に、釣り餌よりはるかに厳しい品質基準でもって生産されています。

これを、たかが釣りに使ってしまうのは、度を越した贅沢であり、ニワトリたちの尊厳をおかすことにはならないのでしょうか。

スーパーで買ってきたのではなく、自分の庭で育てたニワトリだったら、もったいなくてナマズ釣りになど使えないと思います。

しかし、この狂った大量生産・大量消費の資本主義社会において、現実として鶏胸肉はミミズよりずっと安く(!)、そして、私たちにはミミズを掘っている時間がありません。

大狂気の中でうまくやっていくための小狂気。そう考えれば、さほど問題ないかと思います。

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