遠州灘海岸
ミズナギドリ類の海鳥が大量死して浜辺に打ち上げられているのを見つけました。

今日は天気が良かったので海へ散歩に。砂浜が続く海岸の波打ち際を歩いていると、黒い海鳥の死骸が打ち上げられていました。ミズナギドリの仲間だと思われます。このような死骸を目にするのは、特に珍しいことはではありません。

ただ、今回は、その数が異常でした。普通は1羽か2羽のところが、波打ち際を行けども行けども鳥の死骸が転がっていたのです。1畳ほどのスペースに、6羽の死骸が横たわっていた場所もありました。

そのほとんどは、カラスに頭と内臓を食い荒らされた後でした。カラスやタカが他の鳥を襲う際、頭から食べはじめるのは、一体なぜなのでしょうか。比較的きれいな死骸を選んで写真を載せておきます。

ミズナギドリの死骸
こうした死骸が100体あまりも打ち上げられていた

渡りの途中に遭難したか

以前にも、20羽ほどのミズナギドリ類が打ち上げられ、地方紙に取り上げられたことがありました。このような大量死は、なぜ起こるのでしょうか? 検索してみると、山階鳥類研究所のサイトに、以下の様な投稿がありました。


その年に巣立ったハシボソミズナギドリの雛たちは、渡りの時期になると親に置き去りにされ、オーストラリアから北太平洋までの長い旅路を、道案内もなく自分たちの力だけで飛んで行かねばならないのだそうです。

あまりにも過酷な試練です。途中で力尽き全滅してしまう群れがいても、何の不思議もありません。

釣り糸が絡まった死骸も

死骸を数えていくと、101体ありました。その中には、われわれ釣り人には見過ごせないものも。足に釣り糸がからみつき、大きな飛ばしウキとコマセカゴが外れなくなった状態で死んでいた個体です。

足に釣り糸がからまったミズナギドリの死骸
釣りの仕掛けが絡んだミズナギドリ類の死骸

釣りをする以上、こうした事故をゼロにすることはできません。釣り糸のポイ捨てなどしなくても、高切れ・根掛かりなどで、どうしても釣り糸や仕掛けを環境中に残置してしまうことになります。

それでも、何らかの対策が必要なのは、言うまでもありません。鉛のオモリの使用禁止、釣り糸やワームの生分解性素材の使用義務付けなど、釣果やコストを犠牲にしてでも、環境優先の対策を打ち出していくべきです。

さもなければ、いずれ社会から「環境を省みない迷惑なお遊びの釣りなど、禁止すればよいだけのこと」と言い渡されてしまうでしょう。

ミズナギドリのストランディング遺骸
すべての遺骸 その1

ミズナギドリのストランディング遺骸
すべての遺骸 その2