ブラックバスのムニエル

ため池で釣ったブラックバスをムニエルにして食べてみました。これは、バス料理の定番中の定番といえるもので、調理は簡単かつ短時間で済み、必要な材料や調味料も少なく、それでいて美味しいという理想的なものです。

ミミズ掘り


ドバミミズ

まずは釣り餌のドバミミズ掘りから。土と落ち葉がたまった側溝を掘りかえし、大量のミミズを捕獲することに成功しました。

手のひらの皮が剥けた

スコップを素手で強くにぎって夢中で土を掘り返していたら、手のひらの皮が剥けてしまいました。手の甲側にも何ヶ所か傷が。いったい、ミミズ相手に、どれだけエキサイトしているのでしょうか……。

バス釣り


ドバミミズ

いざ、釣り開始。バスが隠れていると思しきアシの茂みの際に仕掛けを振り込み、反応がなければ振り込み直すという作業をひたすら繰り返しました。そういった釣り方に向いた道具ではなく、私の腕が悪いこともあるのですが、とにかく風が強くて上手くいきません。良い場所に仕掛けが落ちても、すぐウキが流されてしまいます。

タックル
  • グラス磯竿1号4m
  • スピニングリール2000番
  • 道糸 ナイロン4号


仕掛け


ブラックバス

それでも、しつこく粘り続けて食べごろサイズのブラックバスを捕獲。指先ほどの小さなカエルに反応して捕食スイッチが入ったようでした。磯竿の敏感な穂先に、ククン、ククンと小気味良い魚信を伝えてくれました。

先日、ツイッターで、うきまろ君を煽ってしまったのですが、さすが、がまかつの針。上あごを見事に貫通しています。私は、がまかつを信頼しています。うっかり自分の指を刺してしまったときの痛さが、ダイソーの針とはひと味ちがいます。


ブラックバス

釣ったバスは、頭を地面に打ちつけて、その場で締めました。絶命する瞬間、バスの心臓が2、3回ほど強く脈打つのが手に伝わってきました。私自身の心臓の鼓動と何も変わりません。

バス料理


ブラックバス

水道水で洗ったブラックバス。在来の淡水魚とはちょっと違った、実にかっこいい魚です。ちょっと違うから、日本人はこの魚を輸入して日本中にばら撒き、ちょっと違うから大問題になっています。

鱗を引いたブラックバス

熱湯を回しかけて体表のぬめりを落としてから、ペットボトルの蓋で鱗を引きました。寝等の処理は不要だったかもしれません。続いて、頭を切り落とすのと同時に内臓を引き抜きましたが、胃の中は空っぽでした。バスの腹を割くと、なんともいえない糞臭のようなにおいがしますが、この個体はそれが弱めでした。

3枚におろしたブラックバス

3枚におろして、腹骨と浮袋の付け根にある臭い脂を削ぎとりました。体表のぬめりを落とすために熱湯をかけるたので、皮がもろくなって皮を引く作業がやり辛くなってしまいました。

ブラックバスの切り身

ブラックバスの切り身。このサイズだと血合い骨はあまり気になりませんが、念のため指で触ってチェックします。上の半身は頭側に邪魔になりそうな骨があったので、そこだけ切り落としました。いわゆるサクの状態にまでしてしまうと、切り身の形が細長くなりすぎて、料理に使いづらくなると思います。

ブラックバスの切り身に小麦粉をまぶす

バスの切り身に塩胡椒をして、小麦粉といっしょにビニール袋に入れ、シャカシャカと振って全体にまんべんなく粉をまぶします。少し粉を入れすぎて無駄にしてしまいました。食べ物を粗末にする人間は最低です。反省。

小麦粉をまぶしたブラックバスの切り身

小麦粉をまぶしたブラックバスの切り身。

ブラックバスをフライパンで焼く

サラダ油をしいたフライパンで焼いていきます。最初からバターを使わないのは、ケチなのと焦げるのが怖いから。バスは短時間で火が通るので、焼きすぎに注意。

ブラックバスの切り身にバターをからめる

最後にバターを投入して、からめていきます。すでに衣がサラダ油を吸っているところへバターを足したので、ちょっと油っこくなりすぎました。バターなしでサラダ油だけでも、じゅうぶん美味しく仕上がると思います。

ブラックバスのムニエル 実食


ブラックバスのムニエル

ブラックバスのムニエル、完成です。この料理はもう何度も作っているので、美味しいことはわかっています。淡白ながら、しっかりと旨味のある、質の良い白身を楽しめます。水族館の魚を見ても「おいしそう」と言う日本人がなぜこの魚を食べないのか。理解に苦しむ所であります。

ブラックバスのムニエル

いただきます。やっぱり旨いブラックバスのムニエル。ちょっと塩胡椒が薄すぎたので、塩をひとつまみ振りかけて食べました。前回食べたランカーバスより、このぐらいのサイズの方がおいしいと思います。といっても、ランカーバスを何匹も食べたわけではないので、まだ断言できませんが。

ブラックバスのムニエルをカレーにトッピング

レトルトカレーにトッピングしてみました。淡白な白身なので、何にでも合います。ブラックバスをおいしく食べるコツのひとつは、はっきりと味付けをすることではないでしょうか。そのうち、下のようなアメリカの調味料を使ってみようと思っています。