反町隆史さん「ブラックバスは食べられない」と発言



ネット情報で、俳優の反町隆史さんが「ブラックバスは食べられない」と発言しているらしいと知りました。反町さんはバス釣り愛好家としても有名で、先日、私のトゥギャッターまとめをツイートして下さった、株式会社デプス 奥村正和社長の友人でもあります。

さっそくYouTube で確認してみたところ、2015年5月7日に放送された「徹子の部屋」で、黒柳徹子さんからの「食べられるのか」という質問に対して、「食べられないですね」と答えているのが確認できました。上の動画の10:17 あたりです。


上の動画が削除された場合の予備として、もう1つ貼っておきます。それにしても男前ですね。


「食べられない」とは、どういう意味か

反町さんの「ブラックバスは食べられない」という発言の真意は、どこにあるのでしょうか。

ブラックバスは食べられます。それも、かなり美味しい部類に入る魚だと思います。バスという魚と接点がなく、見たことも触ったこともない人ならともかく、彼ほどのバス釣り愛好家が、それを知らないとは思えません。

「普通は食べない」という意味か? それとも……。

しかし、私(と、おそらく反町さんと黒柳も)を含めほとんどの人間は、「食べられる/食べられない」という言葉を、その意味を深く考えることなく、曖昧に使っています。

「クモは食べられますか?」とか「ヒキガエルは食べられますか?」と質問されたら、たいていの人は「食べられません」と答えるでしょう。しかし、実際には食べられます。極端なことを言えば、ヒトだって食べようと思えば食べられるわけです。

日本では、ブラックバスを食べるという文化は根付いていません。そうした意味合いで、反町さんは「食べられません」と答えたのでしょうか。あるいは、ブラックバス食が普及してしまうと趣味のバス釣りに不都合だから、嘘をついた。と考えることもできますが、それは邪推が過ぎるでしょう。

有名俳優の人気番組での発言としては軽率

反町さんの真意はどうあれ、ブラックバスは食べられますし、バス釣りの本場アメリカでは普通に食べていのですから、彼は事実と異なる発言をしたことになります。意地悪な言い方をすれば、嘘をついてしまったわけです。

日本中から注目される人気俳優ともなれば、ちょっと口が滑っただけでも大騒ぎになりかねません。そうした部分は、普段は所属事務所がフォローしているのだと思いますが、「徹子の部屋」は生放送なので、そのまま電波に乗ってしまったのでしょうか。

余計なお世話ですが、ブラックバスについて明らかに事実と異なる発言をしたり、主流の学問から外れた異端の説、怪しいオレ流自然哲学を支持することで、バス釣り業界の立場は悪くなっても良くはならないと思います。

ブラックバスは食べられるか?世間にとっては、どうでもいいこと

それはともかく、この件は全く問題どころか話題にもならず、世間からは完全にスルーされたことは確かです。つまり、ブラックバスが食べられるか食べられないか、そんなことを気にしている人間は、この国には、ほとんどいないのです。

バスフィッシング・ブーム華やかなりし頃ならともかく、現在、ブラックバスという魚は、仕事で関わっている人たちと、ごく一部の釣り愛好家と自然愛好家だけが気にかける、マニアックな存在になった。そういうことなのでしょう。

そして、無関心と資金難が相まって、バスを駆除するにせよ有効利用するにせよ、思い切ったことは何もできないままズルズルと時間だけが経っていき、グダグダな現実だけが残るのだと思います。ちょっと悲観的・厭世的すぎるでしょうか。