タバコの吸殻
 2016年1月19日。ちょっと釣りでもと思い、近場のため池へ出かけました。魚肉ソーセージを餌に浮き釣りで小バス・ギルでも釣ろうかなという考え。

釣り場に着いて道具を用意し「さて釣り開始」と思いきや、取水口のハンドルにタバコの吸い殻が置き去りにされているのが目に入ってしまいました。

とんでもない輩がいるものです。片付けようとすると、今度は、取水口まわりに釣り糸がごっそり絡まっているのを見つけてしまいました。水の透明度の関係か、今までは気づかなかったのですが、太いものから細いものまで相当な量です。

ため池の重要な設備に絡まる釣り糸


ため池の取水口に絡んだ釣り糸

貯めた水を田んぼに流すために農業用ため池は存在しています。その操作をする設備は池の命も同然。それをこんな風にしてしまっては、池を管理している農家の怒りを買うのは必至です。私だったらキレます。

さっそく片付けようと思いましたが、家に忘れたのかどこかで失くしたのか、道具箱にハサミが入っていませんでした。とても素手では外せないので、これはまた次回ということに……。

大量の釣りゴミが


スピニングリールのスプール

こんな事だと、他にも釣り関係のゴミがあるのでは?と周囲をチェックしてみると、出るわ出るわ。ライン大量・ワームフック2本とマス針1本・バレットシンカー1個とスプリットショット5,6個・ワーム2本・スピニングリールのスプール1個が見つかりました。タバコの吸殻もあちこちに落ちていました。

沈木に絡んだ釣り糸

水中に沈んだ木の枝に絡まった釣り糸も放置されていました。これもハサミなしでは処理できないので次回に持越しです。逆に言えば、ハサミがあればチョイチョイと切るだけで簡単に片付けられるはず。なぜ、それができないのでしょうか。池が釣り禁止になって困るのは釣り人だけなのに。

それでも釣り禁止の池がない理由

この地域の農家は、ため池に釣り禁止の看板を立てたり、釣り人に文句を言ったりすることは好みません。そんな暇があれば、さっさと水を抜いて池を干し上げます。しばらくしたらまた水を入れて、その後は知らん顔をしているのです。そのため、この辺りのため池で釣り禁止の看板を見ることは殆どありません。

(ただし、釣り人が迷惑行為をすればすぐ水抜きをするわけではありません。その逆で、少し甘すぎるのではと思うくらい寛容です)

この行動的でさっぱりした気風はこの土地の美点だと思いますが、私は他地域の出身なのもあって、もっとネチネチした性格をしています。釣り場でゴミを見つけたらネットに晒し上げて、見えない犯人の悪口を言わねば気がすまないのです。男らしくないですね。

うまそうな寒ギルが釣れた


ブルーギル

さて、せっせとゴミを拾う間も仕掛けを水中に放り込んでおいたところ、型の良いブルーギルが釣れていました。夏~秋のものと比べ体色が薄まっていて、冬の日差しを浴びると金色に見えます。

雑食のブルーギルは夏の間は藻をせっせと食べていて、腹を開けるとそれ由来らしきにおいがプーンと漂うことがあります。その点、この寒ギルならば餌もあまり食べていないでしょうし、より臭みなく美味しく食べられるのではないかと思います。といっても、夏のギルでも切り身にしてしまえばほぼ臭くないのですが。

ミサゴが飛来


 ミサゴ

その後は、残念ながら明確なアタリすら得ることができませんでした。むなしくウキを見つめていると、池の上空に2羽の大きな猛禽が飛来しました。この地域のため池でしばしば見かけるミサゴだと思います。中国の古典によるとミサゴは夫婦和合の象徴なのだとか。この2羽もそうだったのでしょうか。

カラスに威嚇されていましたが、同じ猛禽でもすぐ追い払われてしまうノスリと違い、悠然と飛び続けていました。