マブナ


2017年2月4日。午後~夕まづめ釣行。真冬の荒川でウナギが釣れたという情報を聞いて居ても立ってもいられず、「おいどんも寒ウナ釣るでごわす」と徒歩で近所の川へ向かいました。

と、その前に、餌のミミズを採集しなければなりません。寄り道していつもの側溝へ行ってみると、折悪しく作業中。やむなく、別の側溝へ向かいました。

この日は異常なほどの陽気でした。歩いていると汗だくになったので上着を脱いだのですが、結局、日中はそのまま長袖Tシャツ1枚のみで過ごせたのでした。

参考強運|そこに魚がいるから


冬でもミミズは採集できる

さて、側溝に積もった落ち葉と土をスコップで掘り返すと、さすがに暖かい時期のようにはいきませんが、それなりにミミズが現れました。中には、小指ほどの太さがある巨大なものも。色は薄いピンク色で、なんとも言えない……否、言ってはいけない感じでした。

そうして集めたミミズを持って、改めて近所の川へ。竿とリールを準備し、中通しのグミ錘を使ったぶっこみ仕掛けを作りました。針はウナギ針ではなく、ダイソーのチヌ針4号です。ミミズは中くらいのサイズを選びました。まだ日は高かったのですが、ウナギの時合まではコイかフナでも釣ろうという算段です。ミミズを入れたバケツを竿掛け代わりにして、岸にほど近いカケアガリへ仕掛けを投入しました。


タックル

  • 竿:ダイワ リバティクラブ ルアー 5105TLFS
  • リール:オクマ サフィーナ 2500
  • 道糸:ナイロン3号(リール付属)


仕掛け

  • オモリ:グミオモリ 2号
  • 接続:サルカン 10号
  • 針:ダイソー チヌ針 4号(ハリス2号つき)
  • 餌:ミミズ



最初のアタリはバラシ

すると、5分も経たないうちに道糸にアタリが出ました。次いで穂先が小さく震え、最後は竿全体がガタガタと揺れました。そっと竿に手を伸ばしてアワセを入れましたが、無念のスッポ抜け。身をひるがえして逃げた魚が起こした波紋を見るに、針が口に入らないような小物とは思えませんでした。ドラグを緩めすぎていたのでしょうか。

いきなりアタリがあったのに気を良くし、「やはり、これだけ暖かい日は魚の活性も高い。楽勝だな」と思ったのも束の間。その後はアタリが遠のき、そのまま日没の時間となってしまいました。

しかし、あくまでウナギ狙いなのですから、ここからが本番です。かつてウナギやスッポンを釣り上げた実績のあるポイントへ仕掛けを投入しました。が、さっぱりアタリはありませんでした。

日没前の時合到来

そうこうするうち、水面には大小の波紋がさかんに生じるようになりました。いわゆるモジリ、コイやフナが餌をあさっている証拠です。でも私には関係ない。なぜなら、今日狙っているのはウナギだから。アイドンケア。カモンイール。カモン。……念じたところでアタリが来るわけでなし。モジリは盛んになるばかり。ついに我慢できなくなり、モジリが生じているあたりに移動しました。

岸から2~3メートルほどのカケアガリに仕掛けを入れるてしばらく待つと、道糸が水面に消えるあたりに小さな波紋が生じました。アタリです。しかし、早アワセは禁物。じっと我慢していると、穂先がククンと引き込まれました。助さん。角さん。もういいでしょう。竿をあおるとグッと重みがかかり、リールから勢いよく糸が出ていきます。ドラグを締めて糸を巻き上げると、水面に顔を出したのは良型のマブナでした。

良型マブナがヒット

今回は玉網の用意がないので、下流側にある浅瀬に引き込んで水中リリースすることにしました。

フナを下流に誘導していくと、途中で何かに引っ掛かったような感触が。「いけない、糸が障害物に絡んだか」と慌てましたが、よく見ると、なんとか私の魔の手から逃れようと上流めがけて突っ走るマブナの引きが強烈なあまり、そう感じられただけでした。

マブナ
良型のマブナ

同じような猛烈な引きを2度・3度と見せた後、力尽きたフナは浅瀬に滑り込んできました。釣り針は、『GO! GO! 九ちゃんフィッシング』風に言うと「上顎センターがっちりでございます」となっていました。マブナの体色は、黄色っぽいもの・黒っぽいものなどいろいろですが、この魚は、まさに銀鱗という色合い。個人的には、この色がいちばん好きです。

この日の釣果は、このマブナ1枚で終了。結局、真冬のウナギを釣り上げることはできませんでした。