ダイソー 簡易レジャーイス

インターネットで評判が高いダイソーの折りたたみ椅子(商品名『簡易レジャーイス』)を釣り用に買ってみました。

最近、近所の川でブッコミ釣りをすることが多くなってきました。ご存知のように、仕掛けを水中に投入してからは竿を置いてじっとアタリを待つ釣り方です。

その間、釣り人は折りたたみ椅子かクーラーボックスに腰かけているのが普通かと思います。ところが私の場合は、案山子のように川岸に突っ立っているか・さもなくば落ち着きなく辺りをウロウロしているか・疲れたらコンクリート護岸の斜面に座り込むという、実にあさましい有様だったのです。

もっと人間らしく落ち着いて釣りをしたい。そう思っていたところへ目に留まったのが、100円ショップのダイソーでも折りたたみ椅子を売っているというネット情報でした。以前は100円(税込み108円)で売られていたそうですが、現在は『150円レジャー』シリーズに含められているようです。実に1.5倍もの値上げです。それでも、150円で折りたたみ椅子が買えるなら激安と言えるでしょう。

最寄りのダイソーで折りたたみイスを購入

さっそく、最寄りのダイソー店舗へ出かけてみました。しかし、なかなか簡易レジャー椅子を見つけられません。店員さんに売り場まで案内してもらうと、店の片隅の目立たない位置の、それも足下に押し込むように陳列されていました。この店では、あまり人気がない商品なのでしょうか。

ダイソー 簡易レジャーイス
黄色を選択

フレームは黒のみですが、布地部分は赤・黄・緑・水色などが揃っていてカラフルです。置き忘れなどの事故を防ぐためには視認性の高い派手な色がよいと考えて、黄色を選びました。

ダイソー 簡易レジャーイスのスペック

商品にはタグが付けられていて、ダイソーらしからぬ(偏見)丁寧な商品説明が書いてありましたので、下の表にまとめてみました。

タグ 表

タグ 裏



ダイソー 簡易レジャーイス スペック表
商品名簡易レジャーイス
英語名Simple Camping Chair
寸法幅 240 × 奥行 210 × 高さ 260mm
重量380g
構造部材金属(スチール)
表面加工焼付け塗装
張り材ポリエステル、塩化ビニル樹脂
座面寸法長辺 210 × 短辺 190mm
耐荷重50kg


構造部材については「今時、鉄かよ」とツッコミたくもなりますが、150円では仕方ありません。水辺で使っていると確実に錆びるでしょうが、その時は買い換えればよいだけです。

表面加工の『焼付け塗装』とは何でしょうか。もしかして、低価格を実現するために、通常は用いられないような粗雑な加工がされているのでは? と下衆の勘ぐりが働いたので検索してみました。Wikipedia などの記載によると、金属に塗りつけたメラミンやアクリルなどの塗料に100度以上の熱を加えることで硬化させる技法で、現在、金属塗装といえば焼付け塗装が当たり前のようです。疑ってすみませんでした。

耐荷重50kg

ダイソー 簡易レジャーイスの耐荷重は50kg となっています。しかし、商品に縫い付けられたタグには『※耐荷重は測定値であり保証値ではありません』との注意書きが。つまり、『ためしにウチで測ってみたら50kg までは大丈夫だったけど、あんたが使った時も同じだとは限らないよ。もしかしたら、45kg で潰れるかもよ』ということです。

ダイソー 簡易レジャーイス 耐荷重
耐荷重 50kg

※お客様のご使用状況により縫い目が開いたり、布がさけたりする事がございます。布地はご使用・保管時間の経過と共に劣化していきます。
怪我防止の為必ずお客様ご自身で安全確認された上でご使用ください。
(ダイソー簡易レジャーイス 本体縫い付けタグより引用)

そんな無責任な。と思う人は、有名アウトドアブランドの製品を選びましょう。

ダイソー 簡易レジャーイスには体重 何Kg の人まで座れるのか

成人で体重50kg 以下の人はそう多くないと思います。しかし、腰をおろした人の全体重が椅子にかかるわけではありません。以下のページで引用されている『イラストで学ぶ看護人間工学』の図によると、人間の体重における上半身の比率は66% となっています。体重50kg の場合、腰から上の重さは33kg になるわけです。

体重50キロの人の腕の重さは3キログラム?身体の部位別重量の比率…片腕の重さは全体重の6%を占める?[イラストで学ぶ看護人間工学/小川鑛一] - hann3の読書日記

体重100kg の場合は66kg ですので、あまり大柄な人はダイソーの簡易レジャーイスには座れない計算になります。体重75kg (上半身49.5kg)くらいまでは大丈夫ということになるのでしょうか。いずれにせよ、よほど小柄な人でもないかぎり余裕のない設計ではあると思います。体重60kg 程度でも、勢いよく腰を下ろしたりすると危ないかもしれません。注意書きにも『勢いよく座らないでください』とあります。


実際に釣り場で使ってみた感想

釣り場に持ち出す前に、自宅のフローリングの床の上で試しに座ってみました。強度に不安はありませんでしたが、左右方向に少々がたつきがありました。この製品すべてがそうなのか、それとも個体差なのかはわかりませんが、購入する時は売り場でよく確かめた方がよさそうです。

サイズ感


大きな問題はなさそうだったので、実際の釣行でテストしてみました。近所の川までバックパックに入れて運んだのですが、20L のザックにすっぽり収まるサイズと、380g というそれほど重くない重量は、非クルマ釣行では大きな利点となると感じました。

大柄な人には辛いかも

しかし、この小ささは同時に欠点にもなります。どう頑張っても30cm にも満たない小さな椅子なので、座っていて窮屈さを感じるのは避けられません。小柄な私でもそうなのですから、大柄な人はなおさらでしょう。肥満の人はお尻が座面に収まらないかもしれません。背が高い人は、自分の脚が邪魔でしかたなくなると思います。

釣りでの使用例
ただし、この問題は100円ショップの安物だからという理由ではなく、高級品も含めすべての小さな椅子に共通することです。安っぽさより小さが気になるということは、この製品の品質が及第点に達している証拠とも言えます。

コスパ最高

ダイソーの折りたたみ椅子。全体的には「150円でこれなら何の文句もありません」という使用感でした。地面が平らでない所では、がたつきも気になりません。時々立ち上がって仕掛けをチェックして、また座って……ということを繰り返す釣りなら、この製品でも十分ではないでしょうか。疲れた時に腰をおろせる場所をたった150円で確保できるのは悪い話ではありません。